ウクライナの首都キーウから135kmにある都市。1986年のチョルノービリ原子力発電所の爆発事故後の封鎖されていた地域で2006年、新たに謎の爆発事故が発生する。その影響により、周囲半径30kmが再び放射線汚染の被害に遭い...2012年、放射線汚染より立ち入り禁止となった区域に、「ゾーン」と呼ばれる謎と脅威に包まれた未知の領域が突如として現れた。

さまざまな理由からゾーン周辺で暮らしている人々。ミュータントやアノーマリー（ゾーン内に形成される様々な脅威のある未知の空間）が目撃される区域でアーティファクト採取や生死に関わる過酷な依頼を請け負い、その見返りとして多額の報酬を受け取って生計をたてている。

マップ内にいるキャラクターたちが独自の判断で行動し、ストーカーの派閥間での抗争をはじめたり、場合によってはプレイヤーに先んじてミッションを達成する可能性があるなど、NPCたちの生態系をシミュレートするシステムが実装されている。

現地取材や資料を元にチョルノービリ周辺が再現され、独特な荒廃感を創出。野犬が徘徊する原野、荒れ果てたかつての集落、誰が根城にしているか分からない建造物、空調や光源以外は稼働を止めた不気味な沈黙が支配する工場内部など多種多様なシチュエーションは、好奇心を掻き立て、時には恐怖を煽りつつも、未開の地を行く楽しみがある。